NHK大河ドラマ「光る君へ」の最終回

ネクストビジョン有馬です。
 
吉高由里子さんが主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」の最終回が先日放送され1年にわたる物語はついに完結しました。

今回の大河ドラマの期間平均の視聴率は10.7%だったそうでこれは歴代大河ワースト2の記録とのことですが、配信による平均視聴者数は歴代最高とのこと。

リアルで見る人は少なくなったけど、ネット配信で見る人は多かったということで、実はこのドラマ結構な人気だったという、ネット社会の現状を象徴する現象が起きているわけです。

さて、物語としては、藤原道長はもちろんのこと、紫式部と清少納言との対立やら、和泉式部やら一条天皇、三条天皇、陰陽師安倍晴明がでてきたりと、この時代のオールキャストで盛り上がりました。

なかでも私が関心したのは「刀伊の入寇」という歴史の教科書にもあまり紹介されていない平安時代最大の存亡の危機であった外国からの侵略事件を詳細に描いたりと、歴史的事実を物語ときちんと重ねていたことです。まあ、勉強になりましたし、この時代の出来事に関心を持つことができました。

最終回のストーリですが、紫式部(吉高由里子さん)は道長が危篤のさなか……。道長に源氏物語を語り聞かせて、延命!?・・・道長の死後、紫式部は旅に出て、その途中でかつての家来と(伊藤健太郎さん)と遭遇。その家来から「東国で戦が始まった。これから朝廷の討伐軍に加わるのだ」と聞く。「気を付けてね」と声をかけつつも、「道長様、嵐が来るわ」と心の中でつぶやいて物語はここで終了。

「嵐が来るわ」で武士の世へと続いていくことが感じられる、不穏なラストで、安易に「めでたしめでたし」と終わらない、その後の歴史を感じさせる現実感をあわせたストーリでした。

なかなか。最後まで歴史事実とのコラボですか。こういう演出がNHK得意ですよねぇ。歴史大河の面白いところです。

総集編が楽しみです。またきちんと最初から見てみようと思います。

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