ネクストビジョン ありまです。
今回は、私の一番好きな本である、稲盛和夫氏の「生き方」という本を紹介したいとおもいます。
なぜ好きなのか？
一言で言えば、経営者として「よぉし～がんばるぞ～」と心から活力が湧いてくるからです！
私はこの本をこれまで４回読みました。
1回目は、購入した2005年ごろ。
そのころは、会社設立して6年目。黎明期から脱しなんとなく落ち着いて、読書の時間も増えてきたころだったと記憶しています。
その後、何年かしては思い出し、2回目、3回目と読み直してきました。
このほど、友人にプレゼントするために購入したのですが、久々に4回目を拝読。
読む毎に、感じ方・受け止め方・納得感・共鳴感が半端なくちがうんですよねぇ。いやー、自分も成長してきたということでしょうか。自分の人生に重ねて「そうだ・そうだ」と、元気が湧いてくる。なんども味わえる。そんなお勧めの一冊なのです。
だれもがご存じの稲盛和夫さんですが、電子機器などを手掛ける京セラの創業者であり、KDDI（au）も設立し日本の通信業界の立役者であり、日本航空(JAL)再生に貢献された大大経営者ですね。
この本は、日本を代表とする経営者としての経営のノウハウを教えてくれる本ではありません。けれどむしろ、原理原則に従った正しい考え方こそが正しい人生になる。よって正しい考え方で経営をすれば必ずうまくいくのだと教えてくれるのです。
＜要約＞
- 強く思い、実現を信じて前向きに努力を重ねていくこと。それが人生においても、また経営においても目標を達成させる唯一の方法であると言える。
- 懸命に働き、まじめに一生懸命仕事に打ち込むことによって、精神的な豊かさや人格的な深みを獲得することができるし、趣味や遊びからは得られない、心からわき上がるような喜びを味わうことができる。
- 己のためだけに利益を求めるのではなく、周囲や社会にもよかれと思うことを損してでもやるべきである。その利他の精神がめぐりめぐって自分にも利をもたらし、またその利を大きく広げもするからだ。
多くの成功者は、みなその成功の思いをリアルにカラフルに描いています。強烈な思いがあるから成功するのです。
その思いを実現させるようと、ひたすら追い求め努力しているものだけが本当に手に入るという、宇宙の法則がある。その思いの実現ために、「ど」が付くほどひたすらに一生懸命、仕事に打ち込むこと。そして、その結果が人としての魂を磨いていくことにもなる。自己の魂を磨く事こそが、この世を生きる意味なのだ、と力説されています。
稲盛会長はこの「生き方」を時代の急流に打ち込む一本の杭にしたいと考えておられるようです。この本を通じて生きる喜びを見いだし、幸福に満ちた充実した人生を送るためのヒントを得ることができるのではないでしょうか。
ちなみにですが、当社の私の机の傍には、稲盛和夫さんによる「経営の１２カ条」なるものを飾っています。これについてはまたいずれ解説したいと思います。
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