本の紹介をします。
各社で活躍するSEのエンジニアとしての経歴をインタビュー回答形式で記
述した本です。我が社のエンジニアにも読ませたいお話ばかりです。
紹介されているエンジニアは、オープンソースDBの「PostgreSQL」の開発・
普及に尽力し、日本ユーザー会理事長を長年務めた石井達夫氏、ニフティの
「ココログ」を企画し、現在「はてな」のCTO(最高技術責任者)として活躍
する伊藤直也氏、Debian JPプロジェクトを立ち上げ、現在グーグルに在籍
する鵜飼文敏氏など、一級のSEの達人がズラリと並びます。
彼らの仕事に対する信条や仕事上の転機にどう振る舞い、どう人生を切り開
いていったのか。大変、興味深いお話ばかりです。時代からか全員がWeb系
の経験者というのもウェブキャリアのエンジニアにとっては話が理解しやす
そうです。
彼らの話では、SE人生のスタート時から恵まれていた人はごくわずかで、む
しろ希望とは違う仕事だったり、サラリーマンなら誰でも経験するような組
織の問題にも直面したりと、我々とさほど違いがないことがわかります。
しかし達人たちは様々な逆境を逆に転機に変えて、ステップアップしていま
す。自分の仕事のスタイルを貫くとはどういうことなのか、彼らの体験談か
ら学び取ることができそうです。
また、本書に紹介されている達人たちは、非常にわがまま(自分に忠実で)
で、やりたいことをやってきたようです。負けん気が強かったり、何にでも
首をつっこんだり、とんでもない凝り性だったりする訳です。そして、会社
という小さな枠に囚われずに、様々な社外活動にも首をつっこんでいます。
社内だけでなく異業種交流など様々な活等を通じて、「井の中の蛙」になら
ないための活動を進めているのです。
こうしたSEの達人たちを目指し、是非、HIBISや情報産業協会などで行う
様々なコミュニティに自分自身を育てる場所として利用してもらいたいと
考えています。
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