ネクストビジョン ありまです。
1月7日は七草がゆの日でしたね。1年の無病息災を願う日であり、新年のごちそうで弱った胃をいたわったり、
野菜が乏しい冬に、栄養のバランスを整えるという“古(いにしえ)の智恵”があるそうな。
1月11日は鏡開きでした。
正月にお供えしていたカガミモチをぜんざいにしていただく日ですね。
先日、完成したシステムの納品に立ち会っていましたら、お客様から頂きました。
「今日は鏡開きなんでぜんざいつくったのよ。どうぞ~。」
いやーおいしかった。
漬物やらお茶まで頂いちゃって。何しに行ったのやら。
客先でぜんざい頂くなんて・・・。うれしいやら申し訳ないやらっていう感じでしたが、
こちらの企業の家庭的で人間味や心温かいモノを感じることができました。
ウチの会社でもそういう部分をこれからも大切にしなければいけないなぁと感じました。
さてこの鏡開き、もともとは1月20日だったそうですが、徳川家光候の命日と重なったためにこの日になったそうです。
ということは、随分昔からある風習なのですね。
カガミとは「祖先や神様を鑑みる」と、丸く平べったいので「鏡」を掛けているそうですが、
「切る」では切腹をイメージして縁起が悪いので「開く」としたそうです。
昆布を下に敷いて、「よろこんぶ」。
ダイダイ色のみかんを頭に載せるのは「代々家が栄えるように」という願をこめているそうです。
私の知るウンチクはその程度ですが、知らないことがまだまだありそうです。
日本らしい風習ですね。もっともっと沢山の意味や意義がありそうです。
そういった伝わってきた伝統や文化は大切にしたいものです。
・・・
もう、20年以上も前のこと。
私が、新入社員として右も左もわからないときの昔話。
「○○さん、何でこんな様式でやらないといけないんですか?
こんなやり方より、これをこうした方が効率的だと思いますけど...」
と、怖いもの知らずの新人有馬に、先輩はこんなアドバイスをしてくれました。
「いいか、有馬。
今までのやり方を否定するのは構わない。むしろ、それが必要なこともある。
だけど、一気に否定するだけではダメだ。
なぜ、今までそのやり方がOKだったのか?
それを考えてから、発言しろ!
今までのやり方にだって、良い点はたくさんあるんだからな。」
・・・
昔から引き継がれてきたことに対して、
「効果がない」「意味がわからん」「古めかしい」...というのは勝手だけど、
ちょっと勿体ないかな、って思いますね。
引き継がれてきたってことには、何かしらの意味、意義があるはず。
そこをまずは理解しようとすることがまずは大切なのですね。
まずは、いにしえの教えどおりにやってみること。先輩のやり方とおりに動いてみること。
その上でその意味をしっかり理解する。
「古の智恵」とはそういうことをきちっと出来る人に対して真の恵みをもたらすものなのでしょうね。
今年も1年がんばりましょう!
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