ネクストビジョン ありまです。
「事業活動とは、変転する市場と顧客の要求を見極め、これに合わせてわが社を作り変えることである。」
事業とは「市場活動」・・・
市場には「お客様」と「競合会社」が存在します。
競合会社とお客様を奪い合いをするのが事業活動といえます。
市場の変化は目まぐるしいものです。お客様の要求はドンドン変わっていきます。
何もしなければわが社の事業や商品やサービス内容は、
今の市場とお客様の要求に次第に合わないものになっていくのです。
過去において、優れた収益を上げた商品やサービスが、次第に、あるときには急速に収益力を失っていく・・・
それは当然のこととして、それらの変化に対応できなければ企業は破たんしてしまうのです。
「強い者が生き残ったわけではない。賢い者が生き残ったわけでもない。変化に対応した者が生き残るのだ」
進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの名著『種の起源』にはそのように記されています。
ちなみに、ダーウィン博士は、ビーグル号での航海でガラパゴス諸島を訪れた際に、この「種の起源」のヒントを得たといわれています。
ガラバコス諸島は、外部の世界との接触がなく、独自の生態系による変化を遂げた島です。
現在、観光などの影響によってその独自の生態系がもろくも崩れ希少生物が絶滅しかけていると聞きます。
仮に変化に対応していたとしても、「万人に受け入れられる変化」でなければ進化の意味はありません。
日本が長い鎖国から解け、世界進化の差に混乱した歴史があるように、ITエンジニアも長い鎖国のような時代から解けて、世の中のサービス提供力との余りの力の差に圧倒された時代になってきたと感じています。
日本が貧しい後進国から努力し列強に並ぶことのできた奇跡的な歴史があるように、我々もとことん努力し、世の中のサービス提供の進化に追いついていかなければなりません。
ただし、ガラバコス諸島のような「独自の進化」では世の中から相手にされなくなってしまうでしょう。
これからの時代に必要なITエンジニアとは、ただ単にシステム構築や製造ができるだけの者ではありません。
システム構築や製造はできるのが当たり前として、「優れたサービス提供者」として、「優れたビジネスマン」としての素養がなくてはならないのです。
市場とお客様の要求はそのように変化しているのです。
まずは自分自身を変えることからスタートです。
「変わらなければ変わらない」
変わらないものは消えて行く。
変わることで今であり続けることができるのです。
「変転する市場と顧客の要求を見極る」「これにあわせてわが社をつくり変える」
これこそが事業活動そのものなのです。
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