ネクストビジョン ありまです。
新入社員研修まっさかりの昨今だとおもいます。
今日のテーマは、ちょっと抽象的ですが「日本人ならではのビジネスマナー」を少し語ってみたいと思います。
「和をもって貴しとなす」・・これは聖徳太子の一七条憲法の第一条ですよね。
正確には・・↓
「一に曰く、和をもって貴しとなす、さかふることなきを宗とせよ。」
「二に曰く、あつく三宝を敬え。三宝とは仏法僧なり。」
「三に曰く、詔を承りては、必ずつつしめ。君をば天とす。」
となります。
1に「和」、2に「仏教」、3に「天皇」。
聖徳太子は皇族の一人でありながら、自分が仕えている「天皇」より「仏教」、それより先に「和」を唱えているのです。
そして最後に↓
「十七に曰く、それ事を独断むべからず。必ず衆と論ふべし。」
としている。
最後にみんなで話し合えと、「和」を尊べと、繰り返し念押しをしているのです。
日本という国そのものがよく「和国」とよばれるのも、古代、各地の小国の王が集まって連合国を作り「ヤマト(大和)国」と名乗り、その王のなかの王を「皇」とよぶことになったことによるそうです。
のちに天皇とよばれる当時の「皇」は議長的な役割を担い、うまく小国達の意見をまとめなければ乱になる・・だからこそ「和を尊ぶ」国の気質が生まれたのだといわれます。
日本の生い立ちから和を尊ぶ気風が生まれそれは今でも根強く今のビジネスの中でも生きていると思います。
そんな日本の生い立ちを勉強してみると、これまでなんとなく納得できなかったマナーや作法が、妙に尊いものに思えてなりません。
日本ならではのビジネスマナーを少し意識してみてると、一つ一つの作法の意味が一層、理解できるような気がしてきます。
「和魂洋才」ともいいますが、今の新入社員の皆さんには、是非、日本人らしい和の精神を忘れず、立派な社会人となってほしいものです。
「和」が分かってないと、よそものの様に思われて、、そのうち「侵入」社員と呼ばれるようになっちゃいますよ~。
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