ネクストビジョン ありまです。
写真は宮島(厳島)の弥山の山頂から初日の出です。今年もどうぞよろしくお願いいたします!
昨年は、新型コロナ・オミクロン株の大流行、ロシアによるウクライナ侵略、エネルギー危機や急速に進展する円安による物価高、そして物資不足と見通しのきかないまさに不確実性の高い一年でした。
そのような不安定な経済状況にありながら当社グループにおいてはなんとか計画通り目標を達成することができ、無事に新しい年を迎える事が出来ました。社員それぞれが自らの目標達成のため真剣に対応してくれたおかげです。社員の皆さん本当にありがとう。心より感謝しています。
しかしながら、2023年は世界的な景気後退の波が本格化する見通しで、国内の経済成長も減速するといわれています。まだまだ不確実性の高い日々が続くようですが、こんな今だからこそみんなで一致団結して、お客様のため、そしてその結果が、自分たちの幸福追求に繋がる活動に、真剣に取り組んでいかなければならないと考えています。
わたしが経営をしている会社の企業理念は「一期一会」。当社はこれまで人との出会いを大切に、そしてお客様と社員を「人」として大事にする経営を進めてまいりました。全てのビジネスは「出会い」が原点といえます。出会いこそが全てであり、私たちは出会いによって「生かされている」と考えています。
だからこそ、人との出会いに感謝し、茶道の心得にならい、人と出会いは千載一遇の機会、生涯に一度きりと捉え、お客様に万全の誠意を尽くすべきとする「一期一会」という言葉を創業より今日まで大切にしてきたのです。
ですが、お客様と単に出会って終わりでは何ら意味がありません。人と「出会い」、そして互いが「信頼」しあえる関係となり、共に今ある問題解決に向けて新しい何かを創っていく関係に育っていくことも必要なことではないでしょうか。
「出会い」の先にあるもの、それは「共創」です。将来の先行きが予測しづらいこれからの時代、単にIT商品や情報技術を提供するだけでは我々のビジネスは長続きはしないでしょう。これからの時代は、他社やステークホルダーとともに協力しながら、真に世の中に必要な新しい価値を共に創造すること(共創)が必要になるのです。
共創の目的は、「対立ではなく協力によって競争優位性をつくること」です。
そのためには、「出会い」を「信頼」に変え、互いが「協力」し合う関係に育つこと。そして同時に、相手の「課題」を「自分のことと捉える」ことがとても大切です。そして課題の「解決」を共創のど真ん中の共通目的として据えることで、価値観も業種も立場も異なる人たちが互いに歩み寄り、共通のプロジェクトとして取り組めるようになるのです。
また外部との共創により、自社では考えられない新しいアイデアが生まれたり、時代に適したニーズに気付いたり、自社にない技術を用いた商品・サービスを開発できたり、さまざまな恩恵が得られるはずです。そして、仲間さえいればどんな困難や逆境であっても必ず乗り越えられるはずです。
昨年、わたしの経営する会社では(株)ネクストビジョン、(株)マイクロギア、アナリックス(株)の3社のグループ体制が整いました。グループ3社の社員たちは仲間として「出会い」ましたが、互いに「信頼」できるパートナーとして互いが「協力」し合える関係に育っていかなければいけません。そしてお互いが歩み寄り、お客様の「課題」を共通目的として据え「共創」し合う仲間として、互いにシナジーを起こし、互いに成長していかないといけないと考えています。
まずは身近な仲間との「共創」に取り組みましょう。そして社内での「共創」を発展させましょう。ビジネスパートナー企業を巻き込み、さらに信頼できる企業ネットワークに発展させていきましょう。お客様の課題をお客様と共に解決していきましょう。そしてこの不確実性の高い時代にある社会の課題解決のための、新たな価値を私たちの手で創っていこうではないですか。
自社単独で、商品力・サービス力を向上させるのには限界があります。消費者をはじめとするステークホルダーとオープンでフラットな協力関係を構築し、共創戦略によって活路を切り開いていく。本当のDXとはそんな時代なのではないかと思います。
当社グループとしましても本年を「共創元年」と位置づけ、お客様と皆さんの幸福追求のため、共創による新たな未来を創っていく。そんな一年にしたいと考えています。
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
「We Have the next vision.」
夢を実現し、共に素晴らしい一年にしましょう。
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