ネクストビジョン ありまです。
「しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん～ しとぴっちゃん ♪
悲しく冷たい 雨すだれ 幼い心を 凍てつかせ
帰らぬちゃんを 待っている～
ちゃんの仕事は～ 刺客(しかく)ぞな～♪」
子どものころ「子連れ狼」というものすごい人気の時代劇ドラマがありまして、その番組の主題歌を、雨が降るたびにみんなで歌いながら歩いて帰ってたものです。
梅雨といえば「しとしと・・・」そんな穏やかな雨が当たり前で、私の子どものころは雨が降ってもそれなりに遊びながら学校を登下校できたものです。
ところが最近の梅雨と言えば、「集中豪雨」「土砂災害」、、なんとも非常に危険な時期になったものです。
そして最近は新たに「線状降水帯」という言葉も生まれてきました。
※「次々と発生する発達した雨雲（積乱雲）が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50〜300 km程度、幅20〜50 km程度の強い降水をともなう雨域」～Wikipedia～
広島土砂災害（平成26年8月豪雨）、西日本豪雨（平成30年7月豪雨）、そしてこの度の九州での令和2年7月豪雨においてもこの「線状降水帯」が原因でだったそうです。
温暖化の影響からか、今、私たちは地球規模の異常気象の真っ只中にあります。あきらかに昔とは違う状況に変わってしまったのです。
先日、某報道番組で元知事で現在弁護士のコメンテータが「危険な場所に住まない、住まわせない。それをするのが政治の仕事だ」と発言して物議となりました。
私は「たしかに！」と思った派なのですが、さて、危険な所には住まわせないにしても、この日本に安全なところってあるのでしょうか？もっといえばこの地球にもあるのでしょうか？などと考えちゃいました(笑)
コロナ禍にありながら豪雨災害、そしていずれ起こるであろう巨大地震の心配もしないといけない。大変な時代になったものです。
それに、大きな災害のたびに言われていること。それは避難のタイミングですね。避難が遅れたことで命を落とした人。的確な判断によって命が救われた人。いずれにせよ、判断の違いによって生きるか死ぬかの別れ道になっています。
私たち人間は、よく都合のいい方を信じようとすることが多くあります。
「まあ大丈夫だろう」「すぐおさまるだろう」「自分の家は大丈夫だ」
警報や警戒レベルが上がっても、いい方を信じようとして逃げの判断が遅れてしまうこと、ありそうですね。
今の地球はもはや昔の地球ではありません。昔のような穏やかな気候ではなくなり、厳しい異常気象が起きていく中で私たちは生きていなければならないのです。
そのことをしっかり自覚して、これまでとは違く速やかな判断と命を守るための行動を取ろうとしなければなりません。
新しい時代に合わせて正しい考え方で素早い判断と行動をとること。
それこそが、災害の多いこれからの社会に求められているように感じます。
・・・
こうした大きな変化は「気候」だけではなく、「会社経営」でも同じことが起きているのではないでしょうか。
高度成長期からバブル崩壊までの時代はとても穏やに華やかな経営ができていたのかもしれませんね。
でも、バブルは崩壊し、ビジネスモデルも大きく変わってきました。ＩＴの発展によってますます情報の量が増し速度が進む中、かつて以上に素早い対応と経営判断が求められる時代になりました。
地球規模で経営環境は変わったのです。そしてその判断が遅れるとたちまち命とり。。。
それでもなお、都合のいい方を信じようとしている経営者もまだまだおられそうです。
「まあ大丈夫だろう」「これまでどおりのやり方で大丈夫だろう」「自分の会社は大丈夫だ」
これだけ世の中の経営環境が変わってきても、いい方を信じようとして対応する判断が遅れてしまうこと、なにかとありそうです。
いま、まさに世の中は変わったのです。これからの経営者は昔の穏やかな時代の経営ではなく、厳しい経営環境の中で私たちは生きていることを自覚して、速やかな判断と社員と会社を守るための行動をとらないといけませんね。
新しい時代に合わせて正しい考え方で素早い判断と行動をとること。
それこそが、これからの経営者には求められているのではないかなと考えています。
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