ネクストビジョンの有馬です。
先日、米国NASDAQに上場した会社の社長である友人から、ベトナムのダナンに子会社を作ったとのことでお祝いに行ってきました。
以前から噂には聞いていたダナン。今回は実際にみてきた感想も交えてレポートしたいと思います。
観光としての魅力
ダナンは、ベトナム中部に位置し、美しいビーチや周辺の世界遺産が点在するリゾート地として知られています。日本人にも人気の観光地であり、成田や関西などからの直行便も増え、日本人観光客も増加傾向にあります。年間平均気温が約27℃と温暖な気候であり、観光客にとっては絶好のリゾートスポットとなっています。
砂浜の美しいビーチや周辺の世界遺産(ホイアンやフエなど)は観光客を魅了し、同時にダナンはIT産業の拠点としても注目を集めているんですね。このようなリゾートとITが融合した街は、他に類を見ない魅力を持っています。リゾート大好きのITエンジニアにはたまらない場所と言えますね!
日本も、地域資源や環境を活用しながら、産業とのバランスを取りながら成長するというこの観光とIT産業の両立モデルを学ぶことができるんじゃないかなぁと思いますね。
日本のIT企業が進出するメリット
ダナンには、観光地としての魅力だけでなく、オフショアIT企業としても注目されています。ベトナム政府による観光およびITの特区に指定されており、IT業界への優遇制度や各種優遇措置が与えられています。特に、日本のIT企業にとっては、以下のようなメリットがあります。
- 人件費の安さ:ベトナム全体の中でも、ダナンは人件費が安く、コストメリットが大きい地域の一つです。ハノイやホーチミンに比べると、4割近くも人件費が低いとされています。
- 技術者の確保と育成:ダナンには多くの大学や短期大学があり、高等教育機関との連携により、優秀なIT技術者を確保し育成する環境が整っています。日本のIT企業は、こうした人材を活用することで、開発力の強化や競争力の向上が期待できます。
- 環境の整備と生活の質:ダナンは、ベトナムの中でも整備されたインフラや住環境の良さが特徴です。道路が整備されており、交通渋滞が少ないことや、空気のきれいさなど、生活の質が高い点が魅力です。
- 親日性と文化的な相性:ベトナム人は親日的な傾向があり、日本との文化的な相性も良いとされています。日本のIT企業がダナンに進出する際には、言語や文化の違いが比較的少なく、コミュニケーションやビジネス展開がしやすい環境が整っています。
政府の支援
2010年にダナンは、ベトナム政府によって観光およびITの特区に指定されました。この特区指定により、ダナンは優遇政策を享受し、IT産業の成長を後押ししてもらっています。法人税の免除や土地リース料の免除など、多くの優遇措置がIT企業に提供されています。つまりダナンでIT企業を作るといろいろお得なんですね。
さらにダナンではIT産業に必要なインフラが整備されています。良好な電力事情(停電が少ない!)や通信環境( (ネットが早くて安定!)、広く整備された道路などが、IT企業の活動を支える基盤とおり、ビジネスの安定性を確保することができるのです。
これからのダナン
ダナンは、観光地としての魅力だけでなく、オフショアIT産業の拠点としても成長を続けています。特に、日本のIT企業の進出が増加傾向にあり、現地のIT業界は活況を呈しています。今後もダナンは、観光とIT産業の双方の成長を見込んでおり、更なる発展が期待されます。
まとめ
ベトナム・ダナンは、観光地としての魅力とオフショアIT産業の拠点としてのメリットを兼ね備えた都市です。日本のIT企業にとっては、人件費の安さや技術者の確保、環境の整備など、多くのメリットがあります。今後もダナンは成長を続け、日本との経済・文化的な交流がさらに活発化することが期待されます。
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