新型コロナ時代のビジネスチャンス

ネクストビジョン ありまです。

最近のNHKの番組はなかなか好印象です。なかでも毎週月曜 午後10時からの「逆転人生」。

私自身も何度か窮地からの逆転劇を繰り返してきましたから、実に身に染みてくる考え深い番組です。
先日、4月12日(月)の放送はアソビュー株式会社 代表取締役 山野智久さんのエピソードでした。
正直最初は、『若い社長がなにが逆転じゃい?まだまだこれからじゃろ~』なーんて思いながら見ていたいたのですが、いやーなかなか、考えさせられました。
ざっくりと筋書です。
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アソビュー株式会社は観光レジャーの予約サイトを運営し、急成長のベンチャー企業です。
ところが新型コロナウイルスの影響で売上は一気にゼロになってしまいます。
みるみるうちに資金難に陥り、倒産も覚悟しないといけない状況に・・・。
しかし山野社長は、「事業を継続し、一人も解雇しない」と決意します。
そして、社員を一時的に出向させる新たな仕組みを作りあげました。
それでも焼け石に水。
窮地に追い込まれる中、コロナ禍で生まれたあるビジネスチャンスに気づきました。
そのビジネスチャンスとは、再運営をはじめた各地のレジャー施設がコロナによって密を避けるための予約の仕組みのニーズがある。そのための仕組みとは、入場時間を指定したタイプのチケットであり、その時間ごとの販売数を調整することて、入場時の密を避けことができるチケット販売システムです。
しかもそれをたったの2週間で完成させたのでした。
売上ゼロからわずか4か月でまさかの過去最高の収益を達成することができたのです。
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まさにアフターコロナにより新たな需要があることに気づき、それにいち早く取り組んだことで逆転劇に成功することができたというお話です。
この番組をみて、正直、自分はなにをしてきたのだろう、、と自責の念に駆られてしまいました。
「コロナによって逆にチャンスがある」
「社会の変化がビジネスチャンスだ」
とあっちこっちで熱く話してきたにもかかわらず、なんらチャンスを見つけることができていませんでした。
ウチの会社は一時的にはコロナの影響があったものの、幸運にも業績は悪くはなりませんでした。
ですが、悪い影響がなかったことで、かえって真剣にビジネスチャンスについて考えることができなかったのではないかと思います。逆に、アソビューの山野社長は、窮地に追い込まれたからこそ必死になれてチャンスをつかむことができたのでしょうね。
人生万事塞翁が馬。良かったと思ったことが不幸なことだったりしますが、コロナの影響がなくてもほっとしている場合じゃないです。むしろ常に窮地に追いやられている気持ちで何事にも取り組まなければいけませんね。
よーし。がんばるぞ!
NHKの受信料、元は確実に取れますよ~
ところで、アフターコロナはいつになるのかはっきりしませんが、
ギャップ(Gap)のCEOソニア・シンガルさんがアフターコロナの世界では、ピーコッキング効果が生じるだろうと発言したことが話題になりました。
「ピーコッキング効果」とは、周囲に良い印象を与えるために服を買うこと。コロナで交流が減った反動で、人々は自らを着飾りたいという気持ちが高まると予想しています。
アフターコロナで経済も色々な現象が起きることが予想されています。
この変化を上手にチャンスととらえたモノが勝ちですね。
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この記事を書いた人

有馬 猛夫(ありま たけお)
ネクストビジョングループ 代表 IT系の専門学校で11年間教壇に立った経験を生かし、1999年ネクストビジョン設立。広島発ITベンチャー企業として製品開発・サービスの提供を行う。2006年広島市企業診断優良企業賞受賞。2008年マイクロソフト社と広島市によるITベンチャー支援企業として中国地方で初の選定企業となる。
・株式会社ネクストビジョン 代表取締役社長
・株式会社マイクロギア 代表取締役会長
・アナリックス株式会社 代表取締役会長
・一般社団法人ヘルスケアマネジメント協会 理事

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