この前、映画「アレキサンダー」をDVDで観ました。
なかなか予想以上にいい映画でしたよ。お勧めです。
アレキサンダー大王が東方遠征でインド軍の象部隊に苦戦するシーンがありました。
結局、無敵のアレキサンダー軍も、手なずけられたインド象の威力にはかなわず
敗北・遠征終了してしまうのですが、人類は随分昔からそんな象を
上手に調教していたわけですね。
さて、その象という動物ですが、なんとなく動作も穏やかで優しい顔。
人なつっこくて良いイメージが定着しています。
ですが意外にも「猛獣」の部類なのだそうです。
なんと虎やライオンをも恐れて相手にしないぐらい、
本来恐ろしいパワーを持った動物なのだそうです。
そんな象を調教する際のテクニックです。
まず丈夫な大きい杭に象を鎖で繋ぎ、一定の間そのまま暴れさせておくそうです。
しばらくすると象はいくら、もがいても、
この杭の周囲から逃れられない事を悟り、
その後一切杭から逃れようとはしなくなるそうです。
それから今まで繋いでいた大きな杭から小さな木製の杭に繋ぎかえても
象は「ムダ」な抵抗をしなくなるそうです。
その上に、鞭を持った象使いが厳しく鞭を振るい厳しくしつける。
いずれ象も成長しますから、鎖をひきちりることも鞭なんて
痒くもないパワーを身に付けていくのですが、
「鎖があるから自由には動けない」
「人間の言うことを聞かないとひどい目にあう」
と思い込む。
そう思い込ませることでパワーを持った猛獣である象をも
手なずけることが出来るという訳です。
これが「象の杭」という「先入観」を気付かせさせてくれるストーリなのですが、
私たちもこの「先入観」でせっかくの「パワー」を
台無しにしていることがあるのかもしれません。
「だめだ」「できない」なんて思い込まず、
自分たちのパワーを信じて可能性に向けてチャレンジしていくこと
そのことがとても大切な気がします。
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