ネクストビジョン ありまです。
最近「凄いプレゼン」TEDで17,000,000再生され話題になったというサイモン・シネック(Simon Oliver Sinek)さんの動画を拝見しました。
TEDでプレゼンされたのは「優れたリーダーはどうやって行動を促進するか」です。
彼は英米の作家であり、組織コンサルタントであり、やる気を起こさせる講演者でもあります。
逆ゴールデルサークルの理論が有名で、著書の「WHYから始めよ!」はベストセラーにもなっている(らしい)です。
その解説はいずれ行うことにしまして、今回は、「真のリーダーは食事を最後に摂る」という法則についてです。
サイモン・シネックは企業から軍隊までさまざまな組織を分析し、優れた組織はいったい何が違うのか?を調査しました。
すると(意外にも)、強力なリーダーシップをもつワンマン体制の組織ではなく、従業員が互いに協力し合う風土のある組織こそがイキイキとかつ円滑に活動を行っていたということが分かったそうです。
効率よく運営されていたのは、従業員が上司の指示をいちいち仰ぐことを求められる組織ではなくて、各自にある程度の裁量権や決定権が与えられている組織だったというのです。
シネックはこの調査を経て、優れた組織とは指導者自身の才能や実力によって成り立つのではなくて、組織を構成するメンバーの間に信頼感や結束があることを見出しました。
優秀なリーダーとは、トラブルや緊急事態の時、ここぞというときにこそ先頭に立って動く。そして結果については責任をもつ。そういうリーダーのいる組織が優れた組織である
こうした組織こそが長期的な成功を収めるのでしょう。
みんなと一緒に食事を摂る場合、真のリーダなら従業員が食べた後で自分も食事に手を付ける。つまり、自分のことを優先に行動したり利己的な発想で行動するのではなく、常に部下に気遣いそれそれの立場に配慮して、信頼しあえる関係をつくれるリーダーこそが真の優れたリーダといえるのです。
私は経営者としての恩師から、「真のワンマン企業とは、結果の責任はすべて一人(ワンマン)が負う。過程については社員に任せ、結果責任は社員に負わせないことだ」と習いました。
シネックのプレゼンを聞いて、恩師の言ってたことはシネックの法則そのままじゃないか!とびっくりしたわけです。
結局のよい組織を作るということは、よい信頼関係をつくること、それに尽きるわけですね。
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