一言の違いが運命かえる。

仕事をしていて「ヤバイ」場面に遭遇することはたまにはあることです。

例えば、このまえ山口県の客先でルータの設定作業を行っていた時のことです。久々にYAMAHAルータの設定画面をいじったのですが、手順どおりに接続できない!。
原因もわからない。
時間はどんどん経過していって外は真っ暗。これができないとこちらのお客様からの今後
の案件が全て水の泡になるかも・・なんとかこの時間のうちに繋げないと!ヤバイ!と
いう状況がありました。

私もお尻に火がついていて、お客様の部長様もイライラされてて「どうなっているんだ!大丈夫なのか!?」
ますます「ヤバイ!」。
しかるに私から状況説明をしました。
「原因は不明なのですがうまく接続ができない状況です。」
その後に続けて「ご迷惑をおかけしておりますが、原因究明のためにできる限り手を尽くそうと考えております。今しばらくお時間を頂戴できませんでしょうか?お願いします」といって深く頭を下げました。
さっきまでイライラしておられた部長も、穏やかに「まあ頑張りなさい」といって下さったのでした。

おかげさまで頂いた時間でどうにか接続に成功となったのですが冷や汗ものでした。
たわいのない話と思う人もいるかもしれませんが、もし「・・・接続ができない状況です。」の後に、何も言わなかったらどうなっていたでしょうか。
「・・・接続ができないんです~。」なんて発言していたらどう感じられたでしょうか。
ましてや言い訳などしていたら・・。「なに~。どうなってるんだお宅は!!できるって言ったじゃないか!!もうしらん!!」
激怒をかって次からの仕事を失ったかもしれません。

“「努力します」という誠意ある気持ちを表現する言葉”は、ピンチを逆転勝利に導くパワーを持っています。
一言の違いが明暗を分けることがあるのです。
日頃から逆転勝利を導く誠意ある言葉が出せれるよう努力しておきましょう。
もちろん言葉だけでなく誠意もって努力することも大事です。

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この記事を書いた人

有馬 猛夫(ありま たけお)
ネクストビジョングループ 代表 IT系の専門学校で11年間教壇に立った経験を生かし、1999年ネクストビジョン設立。広島発ITベンチャー企業として製品開発・サービスの提供を行う。2006年広島市企業診断優良企業賞受賞。2008年マイクロソフト社と広島市によるITベンチャー支援企業として中国地方で初の選定企業となる。
・株式会社ネクストビジョン 代表取締役社長
・株式会社マイクロギア 代表取締役会長
・アナリックス株式会社 代表取締役会長
・一般社団法人ヘルスケアマネジメント協会 理事

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