ネクストビジョンの有馬です。
若いころ「プログラマー30歳定年説」と言われたりしたことがありましたが、、
わたくし今年で、そろそろ56歳を迎えようとしているのですが、いまだにプログラミングしていると言うと結構驚かれます。
ははは。
実際はしょうもない単なるデータコンバータツールなのですけどね。
毎月の給与支給の情報をエクセルでインプットして、経理用の仕分データをアウトプットさせているのです。
このたび東京の子会社向けに、もう一本完成させました。
いつもメンテナンスや改修のたびに思うのですが、プログラミングには年齢の限界はない!ってことです。
挑戦することそのものには年齢の制限は一切ありません。
しかし、最新のコーディング技術を習得し続けるのには体力と頭脳の限界は人それぞれ、いかに早く、単なるコード書きから設計やプロジェクトをまとめる側の立場になれるか。若いうちからそういうつもりで学ぶ姿勢をもつことが大切です。
ところがあるアンケートで20%以上のプログラマーが「60歳を過ぎても開発業務(コーディング業務)を続けたい」という回答をしているそうです。
島根県在住のRubyの生みの親であるまつもとゆきひろ氏。私がライフワークとしてきた「ひろしまIT総合展」にも何度か講演会講師として協力してくれた方です。
その彼が、あるコンテンツで次のような名言を残してくれています。
【エンジニアはコード書きから離れては生きていけない】
この言葉に共感する若手プログラマーは多いのではないでしょうか。
ただし、彼は続いてこうも語っています。
【技術だけで生きるというのは幻想である】
開発を進めていく上でコーディング以外の仕事をこなさなければならないのはよくあることです。
名著となった「Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか」
では、部下を管理するのではなく、仲間を支えるために立ち振る舞うリーダーである「サーバントリーダー」の必要性を強く訴えています。
複数のプログラマが関わる場合、優れたコードを書くだけではプロジェクトは成功しません。
全員が最終目標に向かって協力することが重要であり、チームの協力関係はプロジェクト成功のカギとなるのです。
老いも若きも「創る人」であることに変わりはありません。コーディングは本来、年齢や役職を問わず実力を発揮できる場所なのです。
しかし、そのコーディングプレーヤーを正しく導くチームを作る活動ができなければ、よい成果にはならない。したがって【技術だけで生きるというのは幻想である】なわけです。
よいコーディングだけでなくよいチーム作りのできるエンジニアとして成長すべきなのです!
良いチーム作りができるプログラマーでヤル気があれば、その仕事は何歳であっても続けられることでしょうね。
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