バナナのたたき売り

ネクストビジョン ありまです。
どこのスーパでも普通に買えるバナナという果物ですが
その昔は高級品だったという話、ご存知ですよね。
よく親父にも、憧れのバナナが食べれて嬉しかったという話を聞かされたものです。

その昔、その珍しい果物を何とか手に入れるべく、
遠い南国から何日もかけて仕入れるため輸入業者は頑張った・・。
ところが、バナナの食べごろは3日ぐらいしかなく、
実は非常に売りにくい商品だったのですね。

食べごろを過ぎると、あっちこっちが黒く痛んでしまい、真っ黒になってしまう・・
なので、賞味期限までに売れないと、せっかく苦労して仕入れたのが台無しになってしまう
そうなると業者はあわてて
「さーさーおたちあい・南国の珍味、バナナだよー」って・・・
これがバナナの叩き売りですね。

バナナは船積みの際は、まだ青く硬い状態で
スーパに並べられるころには黄色くなるよう時間を計算して
運搬されれているのです。
仕入数量も何ヶ月もの先の需要を計算し算出する

この計算ずくのスケジュールと数量が上手くいっているから
バナナは安定した価格で食べたいときに食べれるのです。
非常に難しい商品だったわけですね。

商売の基本は「お客様の要求を満たす」ということ。
それに応えることにこそ、私たちの存在意義があるといえます。

実は簡単そうに見えて、意外と面倒くさく
能率も悪かったりすることもあるのですが、
計算を誤り売り手の都合で行動するとまさに
「バナナの叩き売り」のような失敗を繰り返すことになってしまいます。

「お客様の要求を満たす」ためにはどうすればよいか。
ひたすらそのための正しいサービスを考え、計算ずくで
お客様に認められる会社を目指したいものです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

有馬 猛夫(ありま たけお)
ネクストビジョングループ 代表 IT系の専門学校で11年間教壇に立った経験を生かし、1999年ネクストビジョン設立。広島発ITベンチャー企業として製品開発・サービスの提供を行う。2006年広島市企業診断優良企業賞受賞。2008年マイクロソフト社と広島市によるITベンチャー支援企業として中国地方で初の選定企業となる。
・株式会社ネクストビジョン 代表取締役社長
・株式会社マイクロギア 代表取締役会長
・アナリックス株式会社 代表取締役会長
・一般社団法人ヘルスケアマネジメント協会 理事

コメント

コメントする

目次