ネクストビジョン ありまです。
facebookやtwitter・LINEなどSNS(ソーシャルネットワークサービス)は、簡単に人々と双方向のコミュニケーションがとれ、スマホとの相性もいいことから利用者人口は日々爆発的に増加してきています。ビジネスにおいてももはや「使えない」とは言えなくなったのではないでしょうか。
しかしその便利で役に立つ一方で、使い方によっては害になることもあります。
昨年夏ごろ、若者の不謹慎な投稿が大きな話題になりました。飲食店の冷蔵庫に潜り込んで撮ったりした“悪ふざけ”写真が原因で、閉店に追い詰められた店舗もあったとか。
「デジタルタトゥー」などとと呼ばれるように、軽はずみな書き込みでもネット上に記録が刻まれ取り返しのつかないことになる可能性があるのがSNSなのだということを認識しなければなりませんね。
最近はSNSによる子ども同士のいじめや犯罪・トラブルが話題になっています。ビジネス職場においても、SNS上で部下のプライベートに不必要に介入したり、嫌がらせを行う「ソーハラ」(ソーシャルハラスメント)。SNSに夢中になるあまりあなたもソーハラ上司などと呼ばれているかもしれません。
前置きが長くなりましたが、今回はビジネスでのSNSでの使用上の注意とマナーをまとめてみました。
1.SNSに関する運用ポリシーを作って周知する
SNSを利用する社員はたくさんいるはず。「うちの会社には関係ない」などと考えずにトラブルを防ぐためにも就業規則と同等レベルで検討しましょう。
最低限定めるべきはこちら
・就業時間中の利用禁止
・仕事の情報の書き込みは一切禁止
・SNSによる広告宣伝担当責任者を定める
2.リスクがあることを常に理解してもらう
前述のとおり、軽はずみな書き込みが大問題になる可能性があります。
リスクを全社員が意識し、再認識してらうため定期的にセミナーなど開くことが必要でしょう。
自分が言われて嫌なことは書き込まない。リアルでしてはいけないことはネットでもしてはいけない。当たり前のことですが、常に人々に見られていることを意識しなければいけません。
3.つながりを強要しない
もっとも部下が嫌うのが、「上司からの友達申請」なのだそうです。
「おい、なんで俺の申請を承認しないんだ!」は、「ソーハラ」と呼ばれる可能性大。
あくまでも本人の自由に任せる寛容さが大切。強要はしないことです。
4.公私混同しない
個人で使っているSNSで会社の情報の拡散を部下に強要するのは「ソーハラ上司」の典型だとか。コンプライアンス的にも大問題でしょう。あくまでも本人の意思に任せるのが望ましいことです。
また部下のプライベートの書き込みに上司がフォローの書き込みをするのは、嫌われる行為かもしれません。あえて私生活と職場を切り分けることが賢いコミュニケーションの取り方でしょう。
また、前述しましたがSNSでは仕事の話題、特に顧客の情報や業務内容の情報は避けることです。必要なら公開範囲を関係者だけに設定することです。
5.いいね!の連発は・・・
投稿に共感しそれを「いいね!」で意思表示することはいいのですが、度が過ぎると「監視されているようで気味が悪い」と思われる可能性も。特定の人物の書き込みを狙った行き過ぎたかかわりの持ち方は「ソーシャルストーカー」とみられる可能性があります。
また、中身を読まずに“いいね”を押していくのは、人の話を聞かずに空返事をしているのと同じですね。訃報や事故の書き込みにも“いいね”を押してはまずいでしょう。
6.診断アプリには注意!
SNS上には、個人情報収集を目的として悪質なスパムアプリがたくさん溢れています。「○○診断」という面白そうなSNSアプリを見つけても安易に“いいね!”をしたりシェアなどで拡散しないことです。自分にかかわる人に大迷惑をかける可能性があります。
SNSでは誰でも「善意の加害者」になり得るのです。
7.「よくわからないから」を言い訳にしない。
もし大迷惑をかけてしまった場合には「よくわからない」といっても許してはもらえません。リアルでも言い訳をする人ほどよくミスをするものです。
始めたからにはもう「よくわからない」をいうのをやめましょう。
SNSはもはや手紙・電話・携帯・Eメールに次ぐコミュニケーション手段となりました。
企業においてもこの流れをうまく利用して快適に安全に、そのメリットを活かした活動を行ってほしいと思います。
SNSに関するリスクマネージメントセミナーやソーシャルメディアポリシーの策定コンサルタントにご興味ご関心がありましたらご連絡ください。
株式会社ネクストビジョン
ソリューション事業部
info@nextvision.co.jp
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