ネクストビジョン ありまです。
「パソコン(PC)はまもなくデジタルライフの主役ではなくなる」6月6日の新サービス発表会で、アップル社のCEOスティーブ・ジョブズは「スマートフォンがPCに取って代わる時代が来る」ことを高らかに宣言しました。
市場調査分析会社 IDCによれば、2011年第1四半期のスマートフォン販売台数は約9960万台で、5540万台だった前年同期に比べ2倍近い数字となったそうです。
PC市場が低迷していることを考えると、確かに主役の座は入れ変わるとみていいといえます。
スマートフォン(スマホ)とは、PCと同じようにユーザー自らがアプリケーションをインストールすることで、電子メールやWebブラウザ・住所録・スケジュール管理・写真や動画の撮影・音楽や映像の鑑賞・ゲームなど、音声通話以外のさまざまな機能を利用できる携帯電話のことです。
ユーザーは大量のアプリ(ソフトウェア)の中から、使いたいアプリを選んでインストールして利用することが可能です。仕組みはPCとなんら変わりはありません。
しかも小型で機動的で使いやすい。
かつてPCにより世界の革命的な変化がみられましたが、今まさにスマホによって新たな革命が起ろうとしているといっていいのです!
2007年に発売されたiPhoneの大ヒットと、これを追って開発・発売されたAndroid OSを採用したスマートフォンが売上を伸ばし、市場が急拡大しています。
また今秋にはMicrosoftからWindows Phone 7端末(コードネーム:Mango)がリリースされる予定。
iPhone 5も発売が予定されており、iPhone、Android、Windows Phone 7のまさにスマホ三国時代に突入する勢いです。
企業はこれからのスマホ隆盛時代に向け対応しなければならなくなるでしょう。
まずその一歩目はWebサイト。
企業が提供しているWebサイトの多くはPC用に作られています。
若者を意識すればiモードなどの携帯電話専用サイトも用意しているでしょうが、スマホは指でタップしたりフリックしたりする操作スタイルなので、PC用も携帯用のどちらのWebサイトも閲覧しづらい性質をもっています。
そのため、スマホ専用のWebサイトを早く用意しなければユーザーの心を掴むことはできなくなります。いつまでもPC用のWebサイトで満足していては時代遅れとなってしまうでしょう。
そして二歩目は業務アプリです。
かつてPCは個人のホビーで使われていたものでしたが、徐々にビジネスの世界に浸食してきて、わずか15年程度の間でビジネスでは不可欠なツールとして当たり前に使われるようになりました。
同じことが再びスマホで繰り返されようとしています。
だれもがスマホを手にし、スマホで仕事をするのが当たり前の時代がすぐ近くまで来ています。
ソフトバンクではグループの社員2万人全員にiPhoneを支給したのだとか。
社員は自宅や出張先、移動中などの「すきま時間」で活用。
残業時間が全社平均で1日当たり32分短縮できたそうです。
この先ビジネスのスマホ活用はさらに進化するでしょう。
メール確認、スケジュール確認というレベルから、ワークフロー、報告書作成、勤怠管理、顧客管理、営業支援、総合経営管理・・と、高度なレベルまで、いつでもどこにいても業務システムへのアクセスを可能にする時代が来るでしょう。
我々は次のビジネスモデルに向かって、今この波に乗らなければならないのです!!
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